クハ103−178
   池 袋→津田沼→習志野 (2000.04.03廃車)

2000.03.28  宮城野電車区(敷地外から撮影)  P:戸部 幸夫     


【解説】
 1970(昭和45)年、国鉄初の通勤型冷房車として登場した。
 当初は池袋電車区(当時)に配置され山手線で使用されていたが、同線のATC化に伴い赤羽線に転用。後に津田沼区(現・習志野区)に転属し総武中央緩行線で使用された。ATS−SNを併設していたため、一時豊田区に貸し出されて武蔵野線で使用されたり、京葉線部分開業時には京葉線でも使用された。また、夏季には都市対抗臨に充当され、千葉以東の房総各線にも入線するなど幅広く活躍した。末期は仙石線地下新線の習熟運転用に抜擢され、2000(平成12)年4月に廃車になった。
 登場当初は現在とは全く異なるクーラーを搭載していたため、目立つ存在であった。クーラーの量産仕様変更後は中間車は量産冷房車、1次改良型の冷改車と区別がつきにくいが、クハの2両のみはオリジナルタイプの正面と側窓ユニットサッシュという他では見られないスタイルが人気であった。 

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