クハ103−13
   池 袋→品 川→明 石→豊 田→宮城野   (1994.12.12廃車)

1994.10.23  宮城野電車区(構外から撮影)  P:戸部 幸夫     


【解説】
 池袋区に新製配置され、山手線で使用されていた。同線のATC化に伴い明石区へ転出し、東海道山陽緩行線で活躍した。
 国鉄分割民営化を目前に控えた1986(昭和61)年11月改正で東京地区に返り咲き、豊田区に配置されて武蔵野線、青梅・五日市線で使用された。明石区時代に特別保全工事を施工されているが、これは車内のアコモ改良を伴わない俗に吹田特保≠ニいわれる関西型特保で、東京地区では数輌のみの珍しい形態であった。
 1994(平成6)年に廃車予定となって編成から外れていたが、同年9月に台風で宮城野区の103系3編成が冠水し所要不足となったため、首都圏から応援車を出すことになり、ATS−SN併設の同車に白羽の矢が立ち、同じく豊田区のモハ103−177+モハ102−322・クハ103−14と共に急遽宮城野区へ転出。朱色1号のまま約2ヶ月間仙石線で使用された。  

■武蔵野線時代の写真へ

▲メニューへ戻る▲